上を向いて歩いても涙はこぼれて(担降りないブログ 前編)

2022年末。自担であるふぉ〜ゆ〜・松崎祐介さんが結婚しました。

この記事は1人のキモ・オタクが「自担の結婚」によって生まれたなんとも形容しがたい苦しみと戦った記録、降りかかる災難、そして担降りせず苦しみとともに生きていくことを決意するまでのドキュメントです。言わば担降りないブログです。

※明るいテンションで書いてますが内容は仄暗いです。

 

前編では、自分用の整理と記録も兼ねて、キモ・オタクが結婚発表を受けてから情緒不安定になっていく様子を綴ります。

 

2022年12月30日。一人暮らしの自宅から実家に帰省しゴロゴロと惰眠を貪り、すっかり気も抜けていたところにふぉ〜ゆ〜情報サービスから「ファンの皆さまへご報告」と一通のメールが届きました。

「日頃より応援いただいている会員の皆さまへ松崎祐介よりご報告がございます。」

目に飛び込んできた自担の名前と、オタクがいつだって恐れる「ご報告」の文字。全身の血の気が引くのを感じながら「嗚呼、来るべき時が来たんだな」と直感しました。ついに来たか。自担の結婚が。

思えばこの1年、松崎くんの身にはオタクから見てもはっきり分かるような目まぐるしい変化がありました。私服のオシャレ化&ハイブラ化。グループのアイコンとなるべく思い切って染めたピンク髪。自宅でのめり込むアクアリウム(飲みの場で「長期遠征のときとか誰がお世話してるのカナ❓」なんて冗談言ってたわたし。何余裕ぶっこいてんだ。)SHOCK博多座から一時帰京してラインライブやった時のそこはかとなく高揚した感じ(個人の感想です)、「いい恋愛してるんだろうな」と思ってたのは気のせいじゃなかったみたいです。

キモ・オタクのキモ・推理はさておき。そんなことでなんとなく自担の結婚に対してちょっと覚悟していた部分があったので、割とすんなりリンクを開けました。普段の100倍くらい丁寧に丁寧に書いたんだろうなという直筆で、あたたかい結婚の報告と我々に向けたメッセージが綴られていました。

大好きで仕方がない自担にとってこの上ない幸せな報告。そんなはずが、目で見ている現実と思考と感情がそれぞれバラバラに乖離して、頭の中が真っ白になっていくのが手に取るようにわかりました。せっかくの年末年始の実家なので、一緒に夕飯を食べていた母親に心配かけまいと、松崎くん結婚しちゃった〜アハハ〜みたいなテンションで気丈に話しかけたつもりだったんですけど、おそらくわたしがあまりにも焦燥しきっていたのか「まあアンタと結婚してくれるって約束してたわけじゃないんだから……」と、一番言っちゃいけないセリフを言われて撃沈。

以降のその日の記憶はあんまりありません。唯一覚えているのは、実家の階段で足を滑らせて階段落ちして尻が4つに割れたことくらいです。

 

時は少し遡り2022年12月25日。ENTA!5大阪公演は、わたしの2022年を締めくくる最後の現場でした。結論から言うと、松崎担大優勝回と言っても過言ではないくらい松崎くんが素晴らしい昼夜公演でした。

特に昼公演。Zeppのステージから突如1階席後方のPA卓に降り立ち、ヘッドホンを装着した松崎くんがPCを操作して流した曲は、KICK THE CAN CREWのクリスマス・イブRap。ふぉ〜ゆ〜は同い年4人で結成されたグループなので、それは大盛り上がりのメンバー。いつになく真剣な眼差しでPA卓を操作しながらときどき顔を上げてステージで盛り上がるメンバーを見つめる松崎くん、トキメキの権化。この光景を一生忘れずにこれからもオタクとして生きていくんだろうな、とさえ思うほど素敵でした。

ねえ、マスコミ各社のみなさん。あるいはペラペラ喋った関係者のどなたか。婚姻届の提出日とか、ぜんっぜん知りたくなかったんですけど!!!!!!!!!!!クリスマスイブが来る度に思い出しちゃうじゃん。どうしてくれんの。

クリスマス・イブRapが披露されたことに関しては、別になにか思惑があったわけではないと思うのです。単に松崎くんが好きなアーティストのクリスマスソングで、かつ同年代のメンバーも盛り上がれる曲。きっとただそれだけ。その後の報道で本人以外から明かされてしまった裏話で、結果的にパズルのピースが合ってしまった。完全に事故。なのでこれはただのわたしのお気持ちの問題で、松崎くんを悪者にしたいとかそういう気持ちはないです。ただしおのれマスコミ。おのれ関係者。末代まで呪ってやる。

あとこれはほんとに個人的な話なんで読み飛ばしてもらって構わないんですが、東京公演では松崎くんの客席降り扉目の前の席を引いたり、大阪25日昼公演では奇跡的に2階席の通路側で松崎くんが真隣を通ってお袖が自分の肩を掠めるとかいう事案もあったりしたわけで、とにかくENTA!5を経てわたしの松崎くんへのオタクボルテージはかなりの高まりを見せていたのです。

 

話を年末に戻します。年越しと元日はもともとマブのオタクと過ごす予定を立てていたので、幸いなことに1人で過ごすことは回避できました。マジごめんなマブ。

とりあえずこの後に控える紅白、カウコン、そしてふぉ〜ゆ〜の冠番組である王道テレビの6時間生放送SPを録画するために、HDDの容量を空けなければならないという考えは働いていたので、マブに見守られながらおもむろに少クラの整理を始めました。ふと再生したのは2020年2月7日放送回、Travis Japanとコラボした「Get Down」。わたしがふぉ〜ゆ〜のパフォーマンスを支持する全ての理由が詰まった原点のような回。画面の中には変わらぬ笑顔でキラキラと歌い踊る松崎くんの姿がありました。これを見た直後、わたしはTwitterでこのような意思表明をしています。

なんと健気な。奇跡的なメンタルの持ち直しようです。このあとは比較的穏やかな気持ちで紅白、カウコンを視聴し、年越しを迎えたと記憶しています。しかしこの躁状態はそう長続きはしませんでした。

それはカウコン放送中、年越しから20分。おそらくほんとにギリギリに出番が決まったふぉ〜ゆ〜は、突如「タイノッチと一緒に次世代ジャニーズを見守る担当」としてマイクを持ちテレビの画面に現れました。爆裂テンションでテレビにかじりついていたその時。おそらく太一くんの声でしょうか。

「結婚おめでとう!」

そしてここぞとばかりに大写しになる自担の照れ笑い。はじめて「結婚」という事実をまざまざと突きつけられた瞬間でした。躁状態だったわたしの精神グラフの針はスーーーっと落ちていきました。ああ。ほんとに結婚しちゃったんだな。たぶんこの一連のアレでいちばん精神的にショックだったのはここです。

なんだよ!ただただ照れて笑うって!せめて特大のトゥクストゥ〜ル〜〜!!!で返す機転を見せてほしかったよ!そうすればこっちも吹っ切れた気がするよ!知らんけど!でもそんな松崎くんの天然さを愛してきたので、結局私のこの気持ちはなんなのか。怒りたいのか、悲しみたいのか、愛したいのか。この気持ちはなんだろう(引用:谷川俊太郎『春に』)

ここからラインライブ、王道テレビと怒涛の本人生報告2連発を受け、元日の夜にはもうHPが0になってました。ラインライブの報告はある程度予想していたけどやっぱり心臓冷たくなった。王道テレビOPトークでの報告は、報告というよりも話のトピックとして「最近結婚をしまして」という急カーブでの言及だったので、もはや自衛することもできなかった。平気な顔してツイッターしてテレビ見て酒飲んでるつもりだったけど、夜になってマブが風呂入ってる間に毛布にくるまってひとり隠れて涙をこらえてました。とてもつらい(三国志のあの画像)自分がこんなにもガチ恋マインドなオタクだったってやっと自覚しました。

ちなみにこれは余談ですが、王道テレビ生放送中に自分の実況ツイートが辰巳くんの声で元気よく読み上げられ、ふぉ〜ゆ〜に4人がかりでツイート画面を見られるという大事件もありました。あの時どういうテンションでいればいいのかマジでわからなかったです。

 

前編は、とりあえずここまで。オタクは話が長い。

次の記事では、年明けにわたしの身に起こったまさかの受難と、担降りない決意について書きます。もう少々お付き合いください。